城東小学校の5・6年生25名が8日、日本橋高島屋の屋上で机や椅子を組み立てる作業に汗を流した。これは「総合的な学習の時間」に環境問題をテーマにして取り組んだもの。このほど高島屋と長野県の共同企画「森の贈り物・信州木のぬくもりと暮らす」と題したイベントが行われ、その最終日に実施。
指導には長野県松本市の城北木村加工の社員が当たり、冒頭に講師の峯村氏は、地球の温暖化で長野県と同じ面積のジャングルが消えているとして、山や水の大切さを説明した。
間伐材を利用して机と椅子の組み立てに挑戦。昼食後の強い日ざしのもと、制服を脱いで作業にとりくんだ。加工されてある木を組み立てる作業ながら、椅子も高さを調整できるなど新しい発見に興味をもってのぞんだ。ドライバーも子どもたちが協力し合ってネジを締め、文字どおりの共同作業に、最初は、おどおどしていたものの、時間がたつにつれ慣れて、出来ばえに満足気だった。
「みんなで協力すれば、短時間でこんな立派なものができるんだ」と感想を話し合っていた。 |