毎年4月29日の祝日、三越劇場で、「日本橋くらま会」の公演が行われる。日本橋の旦那衆が日ごろ師匠について仕込んだ自慢の芸をご披露するもの。この伝統文化も56回目の長きにわたる。
開演は12時30分。司会は深山健一、湧井恭行の両氏がつとめ、築地たたこう会の江戸囃子で始まる。プログラムは次のとおり。
小唄「お互いにほれて通う」津田昌彦(辰巳)▽小唄「しんの夜中いつしか」石原康弘(松楽)▽小唄「直次郎お互いに」野永喜一郎(ゆかり)▽小唄「山中しぐれ」土井口洋(ボーンズ)▽小唄「一声は(月)江戸の人」森田幸一郎▽清元「玉屋」山田豊三、中根隆(協栄ビルメンテナンス)串田利恵(入金)▽長唄「五月雨」斎藤温子
ここで会員がそろいぶみ。会長の渡辺兵太郎氏が代表して挨拶をする。
端唄「初出みよとて木遺くずし」佐久間司郎(繁の鮨)▽小唄「みよしの花の雲」井上章(山田屋)▽小唄「空ほの暗き心して」深山健一(安兵衛)▽小唄「四条の橋 系図」馬場一郎(天七)▽小唄「河水」橋本敬(とよ田)▽常盤津「弧火の段」宇田川明美(日本ばし井泉)▽清元「申酉」津田利恵子(入金)江藤くに子▽清元「卯の木」岩瀬孝元(山元)▽清元「四季三葉草」千歳、森田智、翁、斉藤温子、三番叟、高橋幸 |