第4回「東京発 日本ファッション・ウィーク」が、東京国際フォーラムに今年初めて日本橋室町に巨大な特設テントも登場して3月12日から20日までにぎやかに開催され、特に1,000人を収容する大小2つのテントの設置された日本橋では2007年秋・冬向けの新作コレクションの競演が繰り広げられた。このイベントはデザイナーやアパレル等の繊維・ファッション産業が組織する「ファッション戦略会議」が主催。第4回目の開催で、メイン会場を呉服繊維の街・日本橋に設置する初めての試みとしても各界の注目を集めた。
このイベントにあわせて、「日本橋みゆき通り街づくり委員会」が、呉服・繊維の街として栄えてきた「日本橋みゆき通り」一帯で、着付けの無料公開、ワークショップ・伝統美「きもの」の展示、街並み散策など関連プログラムを多彩に繰り広げて、注目を集めた。特に「着付けの無料公開」には、着付けは難しいという先入観念を取りのぞけたと評判に。その着物での散策も参加者に好評だった。
日本橋みゆき通りは、常盤橋から両国橋を結ぶ約2キロの通りで、関東大震災の復興時に昭和天皇が行幸されたことから名付けられた。江戸・明治・大正・昭和と呉服・繊維の街として栄えたエリア。しかし近年、マンションなどで様変わりしていくのを憂えて一昨年4月に委員会が発足した。
昨年は内閣官房都市再生本部の「モデル調査事業」に選ばれ、地域一帯の街づくり促進が期待されている。 |