昭和22年4月1日に、中央区ラジオ体操連盟が設立されて今年は60年。区内各会場で時を刻んだ体操会が相寄り、16日、記念祝賀会が銀座ブロッサムで賑やかに開催された。
祝賀会の司会は浜町の平賀孝男氏がつとめた。
会長の山仁俊夫氏は、終戦直後に地区ラジオ体操で発足したが、それは京橋と日本橋が合併して中央区が発足した軌を一にしていると誇るとともに、また体育協会に参画することによって親睦が広がっていった経過を説明。さらに昭和58年には京橋体操会が結束して全国放送され、この時は八丁堀から八重洲を歩行者天国にするなど「今では考えられない賑わい」を追想。同時に60年の歩みを支えてきた諸先輩と体育指導の師に感謝の念を示した。最後に「この城を皆さんと共に守っていきたい」と語った。
来賓を代表して矢田区長は人の和を広げて健康にもつなげていく努力に敬意の念を示した。都連盟の辻川会長に代り佐々木理事長が「中央区で花村会長（故人・元区議）が積極的に動いて基礎を作っていただいた。今は中央区の先鞭によりNPOを申請中で多摩と共に4、5月には認可発足となり、新たなボランティアの団体として広がることになる」と説明した。
区議会を代表して神林議長は、中央区と同じ年令で、継続していくことの大切さを高く評価。
また立石都議は、高齢社会を迎えて健康が大事なことになり、それには毎日続ける筋力アップがいいとし、「60年を契機にさらに精進されますように」と祝辞。
NHKアドバイザーの青山氏は「8月の講習会にはきついことを言って嫌われています」と笑ったのち、2つのメッセージを寄せた。その一つは「健康の源」高齢になると体操は嫌がられるが、自分の体は自分で管理する、その積み重ねが、はつらつ人生につながり、自分で証をたてることが大切。もうひとつは「おはよう」の一声から始まる相互の関係が意外と絆をつくって、茶飲み友達へと広がっていくこうして60周年はいちだんと光っていくでしょうと結んだ。京橋郵便局の中川課長が紹介され、小畑前会長の発声で乾杯をして懇親会に入った。 |
