石原都知事の肝入りで実現した東京マラソンは冷たい雨降りの中で、18日の日曜日に実施された。
全体の参加者は3万870人で、このうち96.7%に当たる2万852人が完走した。2月の寒い雨の中という悪条件を考慮すると、きわめて高い数字といえる。
コースも、都庁前から日比谷(ハーフマラソン)を経て品川、そして銀座・日本橋・浅草を往復して築地から佃に入り有明までと、ほぼ都心を通過したことで沿道に多くの人が応援に駆けつけた。その数は178万人という。
ランナーにとって鋪道で多くの人が応援してくれることが「何よりの励ましになった」という。声援だけでなく、イベントも繰り広げられた。築地の松竹ビルや浜町の再開発ビルでは都が一般公募したイベントがにぎやかに繰り広げられ、人目をひいた。また、首都高速道の兜町高架下では阪本小の児童が、神田囃子を披露。昨年末に全国コンクールで入賞しただけの腕前は走る人たちに元気を与えた。入船橋での新富町太鼓は雨のため中止となった。 |