薬研堀不動尊(東日本橋2丁目)の「納めの歳の市」は今では大出庫市ともいわれ、年末の年中行事として広く知られる。日本橋問屋街の店がくり出して、その品種の豊富なことから郊外から訪れる人も多い。
歳の市保存会の太田邦男会長は「羽子板市ともいわれた昔の伝統を残したい」と、地元の立石都議と相談したら、羽根つきを提案。そこで歳の市の初日、27日に月島第2小学校の児童が羽子板を持参で集合。下川幸雄校長も付きそい、PTAのお母さんと子どもが不動尊入口の路上で羽根つきを始め、道行く人たちも始めて見ると、驚いた様子でながめていた。
羽根つきは中央区では正月の恒例行事で、子どもたちも手なれたもの。ネットがないと調子がでないよと言いつつ羽根を打ちあっていた。
太田会長は、今回は時間がなくて月2小にお世話になったけど、来年からは多くの子どもが参加して、なんとか市を盛りあげるようにしたい、と話していた。 |