ブルースシンガーと同時にセラピードッグの育成に尽力している大木トオル氏が、12月19・20日の2日にわたり、ロイヤルパークホテルでチャリティディナーショーを開催した。2日間の開催は初めてで、両日とも400人が集まり盛況だった。
会場で、このほど昨年3月に亡くなったセラピードッグを追悼して「アイコンタクト」と題したチロリの写真集が発刊されたと発表。さらに、現在、チロリのブロンズ像が製作されていて、2月か3月には築地川公園の中央部に設置すると明らかにされた。
なお19日にはロイヤルパークホテルがセラピードッグ育成協会に今年も寄付をし、その贈呈式と協会からの感謝状贈呈セレモニーが開催された。また会場の入口ホールにはチロリの遺影が飾られ、思い出の写真が参列した人たちの目をうばっていた。
発刊された写真集で大木トオル氏は次のようにチロリを語っている。
いちばん恐れていたことが目の前に起きたのです/私の胸の中でくずれかけてゆくチロリ/癌を私がさわる時 私の顔を見ながら心配そうに作り笑いをしていました/最後の最後まで人のことを思いやっている/波瀾万丈のチロリから教わることばかりでした/そしてチロリは/目の手で幸せをつかんだに違いありません。
そして大木氏は「最愛のチロリが残した言葉」を「命あるものは幸せになる権利がある」と記している。 |