2006年12月10日、習志野文化ホールで行われた『子ども音楽コンクール』東日本大会(東日本優秀演奏発表会)に参加した阪本小学校が優秀賞を受賞した。同校は昨年度も東日本大会に参加し、優秀賞を受賞しており、2年連続の受賞となる。受賞曲は中林光子氏の作曲した「喜びの調べ」で、この曲は同校のために中林氏が作曲した曲。
4年生から6年生までの全児童が授業の中で練習した成果を存分に発揮したが、東日本大会にはほとんどの学校が希望者による部活動として参加している中で全児童による優秀賞受賞は快挙といえる。
同校では2年生には地域に伝わる神田囃子の稽古、3年生には筝の指導を実施している。また、4年生からは本格的な邦楽の指導を実施している。このような基礎が、平成16年度は地区大会優秀賞、平成17年度と18年度は地区大会最優秀賞、東日本大会優秀賞を受賞したことにつながっている。
同校はこれまでに人間国宝の常磐津英寿氏や日本音楽集団を迎えた演奏会を実施したり、著名な邦楽演奏家から指導を受けたりしている。2007年1月には日本芸術院会員で元宮内庁主席学長の東儀俊美氏の雅楽演奏会を開催する予定であるという。充実した邦楽教育を実施している。
当日の参加者からは「すばらしい演奏を聴くことができた。堂々と演奏できていて、表情がとてもいい」という話が聞かれた。 |