日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会の第8回総会が、4日、明治座センターホールで開催された。
司会を鹿島彰氏がつとめ、小堀章三理事が開会を宣し、副会長の細田安兵衛氏は日本橋の高速道撤去が検討から具体化の段階に入ったと、確かな手応えをもっているのでよろしく、と挨拶。
相談役の矢田区長は賑わいと活力が日本橋に出てきたことは中央区として誇りとするところだと挨拶。立石都議は、小田原藩で二宮尊徳が荒地を開発すれば稲を無税することで美田をのこしたことから、100年先を見越して事にあたる重要さを説き、「時あたかも東京オリンピックがまさに追い風になろう」と挨拶。
列席した神林区議、石島、石田、増渕の各区議と吉田助役ら区の幹部職員を紹介。
成川幹事長を議長に議事に入った。都市計画部の工藤哲夫部会長、WPNR（日本橋OLクラブ）の山田晃子部会長が事業報告、築地照吉氏が会計報告、小堀監事が監査報告をしてそれぞれが承認された。
組織については疋田事務局長が人事案を報告。亡くなった山本恵造氏に代り会長には宮入正則氏が就任、全会一致で決定。他の新任の役員は次の各氏と決まった。
副会長＝橋本敬 湧井恭行 中野耕佑 浅野雄悦 小堀章三 成川孝行▽理事＝中村胤夫（日本橋保存会会長）重盛永造（区商連会長）石原康弘（食品衛生協会会長）吉田誠男（みゆき通り街づくり委員会会長）工藤哲夫▽副幹事長＝加藤一男（八重洲一丁目東町会会長）▽幹事＝田中廣（タナチョー社長）二永展嘉（三四四会会長）▽会計監事＝湧井恭行 安西暉之
新会長の宮入氏は、「目標に向って、これから加速されていくと思うので、地域一丸となって精いっぱいつとめますのでご協力を」と挨拶。
日本橋の方針
来賓も評価を
来賓を代表して国道事務所の石川所長は、「日本橋が全国から注目されだした。地元の一員として頑張っていきたい」と挨拶し、中央通りの街路灯と日本橋診断の行方と見通しを明らかにした。
都市整備局の只腰技監は、都が新たに作成する景観計画の素案（美しく格調の高さを基調に過去の遺産を将来に生かし地域各界と共に進める）は日本橋の方向と一致していると説明。建設局の高橋河川部長は「豊かな水辺空間の創出にこのむ上なく心づよい」と挨拶した。 |
