中央通りの街路灯を全面改修するため国際コンペを実施し、その最終結果が20日に決まった。最優秀賞には前橋工科大の松井淳助教授ら2人による作品が輝いた。応募作品は18ヵ国から280作品も集まった。
街路灯の一新は39年ぶりのこと。
採用になる作品は4つのコンセプト(最新技術と再生材料、省エネ、象徴)をもち、発光ダイオードで支柱全体が白く輝くことを特色としている。また銀座、京橋に日本橋と3つの地域性に応じて次のように支柱に変化を与えるという。
<銀座>足元の光景不足が指摘されるのでLED(消費電力の少ない発光ダイオード)は下方に向かい、個数を増やす。
灯体部を始めとするアーム・脚部にはアルミ材を用いて現代的表情を与える。
<京橋>重厚で品の良い景観に調和するよう灯体部を始めとするアーム・脚部にはコールテン鋼を用いた。支柱部にはLEDを均等に配置し、夜間照明の実用性に重きをおくように考えた。
<日本橋>歴史を尊重したうえで、今後実現する景観との調和を求めて、脚部にはプラスト加工した御影石を用いアームはコールテン鋼。支柱は通りと直角方向にはタペストリ・ガラス、通り側は太陽光モジュールで覆う。
国土交通省は来年度から改修工事を始める予定。
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