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■ 11月13日発行  このページの先頭へ
大伝馬町400周年
記念講演と祝賀会

 今年は「旧大伝馬町」が開かれて400年目。旧大伝馬町は現在の本町3丁目東と大伝馬町一之部の町会エリアで、江戸城拡張により宝田村から遷移したこと起因する。べったら市で有名な宝田恵比須神社は宝田村の鎮守社。
 この400周年祝賀会が、日本橋一之部町会連合会(湧井恭行会長)と同二之部連合町会(弘部輝一会長)が発起人となり、25日(土)午後1時からホテルギンモンドで開催される。
 江戸東京博物館の竹内誠館長が記念講演、立川ぜん馬師匠が記念落語を披露する。会場には広重の浮世絵などが展示される予定。
馬込勘解由の功労
江戸城拡張で移設
 亡き安藤菊雄氏の労作「中央区年表」の慶長11年(1606)には次のような事件を記している。
 ○廓内宝田村の住民、馬込勘解由・佐久平八らが、廓外に移って大伝馬町を開く。枡屋・久保寺らも無沽券地を拝領し、伝馬役を負担することとなる。
 また竹内誠氏編の「東京の地名由来辞典」は次のように記されている。
 大伝馬町の由来は、同地の名主馬込勘解由が伝馬役を請け負っていたことにより。馬込勘解由は現在の大手橋付近の名主で、天正18年(1590)8月、徳川家康の関東入国にあたり、駄馬、人夫を率いて出迎えた。家康はこれを賞して道中伝馬役を命じ継飛脚給米を与えたという。以来、馬込家は大伝馬町に永住して名主となり、代々伝馬役を勤めることとなった。小伝馬町に比べて多くの馬匹をあつかったことから大の字を冠したという。

 
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