新川の明正小学校が昭和2年に創立して80周年を迎え10月28日、盛大に記念式典が開催された。
式辞で矢沢孝子校長は、同校の前身に越前堀小学校と霊岸島小学校があった経緯を説明するとともに、校名の由来が「公明正大」にあるとともに前身校が大正時代に合併したため「明治と大正の一字づつ」をとったとされ、そうした創立時の地域の熱い思いについても語った。明正に学んだ子は一時は1,000名を超えた時もあり、また持続の危い時には地域の人々の支えで守られたとして、今後、「人間性豊かな心身共にたくましい子供」を育てると誓った。
矢田区長、藤枝教育委員長が挨拶し、神林議長が祝辞を寄せた。PTAの佐藤康会長は明正の統廃合問題にふれて「地域あげての明正への思いで学校は存続できた」と伝えるとともに、佃公園に児童たちが築いたパリ広場の記念碑にある「ただよっても沈まない」の言を子供たちにプレゼントした。
祝賀会までの間、招かれた来賓は各教室で授業風景を参観できて好評だった。
|