11日の正午から築地市場で「豊洲移転反対」の集会が開かれ、ひき続きデモ行進が実施された。市場移転のデモは初めてのこと。
主催は「市場を考える会」で仲卸など市場で働く人たちが参加。
代表の山崎治雄氏は集会で、「食の安全に関わる場所が毒に汚染されていては移転に反対せざるを得ない。本日は多くのマスコミの方々も見えているので、この事を正しく報道してほしい」と挨拶した。
民主党の中山前代議士も顔を見せ、「こういう行動を早くおこしていれば」との思いを話していた。
参加者は市場正門を出て、昭和通り、新橋を経て日比谷公園まで行進した。参加者は主催者発表で1400人。デモ行進で沿道の人たちにビラが渡されたが、そこには「毒物の上の市場造り、何を考えているのか?都の行政」との見出しで、平成10年3月1日に発表されたシアン、ヒ素、6価クロムなどの数値が示されていた。
なお区議会の決算委員会でこの問題で問われた吉田助役は「考える会の人たちと会ったが、築地の食文化を守ることでは区と同じと思う」と答えている。
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