先月21日に開会された区議会の第3回定例会は13日に全日程を終了した。最大議案の平成17年度各会計決算案は、特別委員会(鷲頭隆史委員長)の審議を経て、共産党の反対のみで認定した。
銀座地区の建築物の高さ制限を盛りこんだ地区計画案も可決した。また任期を終了した小川勇選挙管理委員に区議会が感謝状を贈り、2期8年の労をいたわった。
北朝鮮の核実験に
区議会が抗議決議
区議会は定例区議会の最終日に議員提出議案によって、「北朝鮮の核実験に抗議し、すべての核兵器および核計画の放棄を求める決議」を全会一致で採択した。
決議文は次のとおり。
北朝鮮による核開発は、日本を含む北東アジア地域全体の平和と安全に対する直接の脅威であると同時に、国際社会全体の平和と安全に対する重大な挑戦である。国連を中心とする国際社会は、北朝鮮が核実験の予告を行ったことを受け、国連安全保障理事会声明の採択をはじめとしたさまざまな取り組みにより、北朝鮮の自制を促してきたところである。今回の北朝鮮の核実験は、いかなる理由に基づこうとも正当化の余地はなくその無謀な暴挙を絶対に容認することはできない。
中央区議会は、我が国が唯一の被爆国であることにかんがみ、あらゆる国の核実験に反対するとともに、北朝鮮が直ちにすべての核兵器及び核計画を放棄することを強く求める。
政府は、この趣旨を体し、さらなる情報の収集・分析に努めつつ、直ちにあらゆるルートを通じ北朝鮮に対し、断固たる抗議の意志を伝え、日朝平壌宣言に違反した北朝鮮が、早期かつ無条件に六ヶ国協議に復帰し、すべての核兵器及び核計画を放棄するよう促すとともに、今後は、中国・韓国など地域の関係国との協調を強化し、米国など関係各国と連携し国連憲章第七章に基づく措置を含め、国際社会が結束した外交を展開し、平和的な解決を模索すべきである。
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