銀座の新しい企画「銀座フォトグラム2006」が「瞬間(とき)をギンザから」のテーマで開催されている。
世界の文化やファッションの発信地「銀座」で世界初の屋外写真展を開催する企画で、マスコミをにぎわしている。
そのオープニングセレモニーが9日の土曜、銀座4丁目交差点で開催。次の8名によって正午を期してオープニング・テープカットが行なわれた。区長代理・鐘ヶ江助役、押田築地警察署長、国道事務所の石川所長、全銀座会の遠藤代表幹事、マグナム・フォトのスチュワート・フランクリン会長、東京芸術大学の伊藤俊治教授、INAXの杉野社長、大日本印刷の秋重常務。
引き続きギンザ・コマツのAMUSER(アミュゼ)でレセプションが開かれた。
全銀座会の遠藤彬氏は、銀座通りの植え込みに設置された大きな展示台は見やすく斜めになっていて、強い日差しや雨にも耐えられるよう陶版に写真が焼きつけられている、すぐれた技術を紹介するとともに、その先端テクノロジーがINAXと大日本印刷の協力によるものと感謝の意を表した。
また全部で40点の写真は「マグナム・フォト」で活躍する世界の写真家が中心で、「もし詳しく知りたければ展示台の印の部分に携帯電話を軽くかざすだけで銀座コンシェルジェから作品情報が得られます」と説明。
マグナム・フォトのフランクリン社長は同団体がロバートキャパの発案で1947年に創設されたフォトジャーナリストの集団と紹介。創立以来、ヒューマニティを尊重する姿勢を維持していると数々の実績を説明した。特にキャパが1954年に日本を訪れ、東京のメーデーを撮影し、その直後に日本を発ちインドシナの戦争取材で地雷に触れて亡くなったとして、「私たちにとっても非常に関係の深い銀座で『銀座フォトグラム2006』が開催されることに感謝申しあげます」と挨拶。
銀座通りの植え込みに設置された写真は12月初旬まで見ることができる。この企画は世界で初めて。
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