夏、真っ盛りの8月3日、佃児童館の行事「夜の公園探検隊」が実施されました。
夜の公園の生態を観察しようという目的で、午後7時、児童館に集合しました。佃地区委員6名と中央区バードウォッチングクラブから2名、協力してくださいました。また、公園緑地課長にも参加いただきました。
参加者は幼児から小学生が25人と、今回は夜の事業なので保護者も26人加わり、総勢51人でした。長袖、長ズボンに、虫除けスプレーを準備、懐中電灯を持ち、ワクワクしていました。
3グループに分かれ、特にセミが土から出てくる穴を見つけ、運がよければそのセミが木に登るところを見ようという具体的な指示を受け、大人も子供も勇んで佃公園に出かけました。
真っ暗な公園の中、足下を気にしながら土を踏みしめて進んで行くうちに、偶然にもセミの羽化を観察することができました。ちょうど子どもの目の高さに、セミの幼虫がいて羽化している場面でした。
背中が割れて薄緑色のからだが出てくる瞬間でした。
イナバウアー状態からどうやって羽根を伸ばすのか興味シンシンで、声も出さずに見つめていました。
奇跡的にもセミの羽化を見ることができ、大人も子どもも台興奮。
今回の経験で、公園に対する認識が変わりました。公園緑地課長からの話を聞くと、木の根本に区内の公園からの落ち葉やチップをまいて生き物が生息できるように計画しているとのことでした。
佃公園は、大人が通う公園から誰もが楽しめる自然豊かな公園に生まれ変わっています。
みなさんもこの機械に夜の佃公園に行ってみてはいかがですか。
〈佃公園はリバーシティ21の団地にあり、佃1丁目からも、中央大橋からも入ることができます〉
(文章は、探検隊に同行した佃児童館の館長・国仲栄子さんがまとめました)
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