今年の東京湾大華火祭は、12日の土曜日に開催を予定していたが、台風の接近で大気が不安定になり午後から雷雨が予想されることから順延を決定。案の定、東京は2時すぎから夜のように暗くなり、雷雨が激しくなった。
大華火祭が順延になったのは12回目以来。10回目の時は強風のため中止に。
翌13日は昨日とはうって変わって好天に恵まれ、華火祭の始まる午後7時には青空も広がり、ほどよい風も吹いて絶好の華火日和りに。順延してよかったねの声が会場のあちこちで聞かれた。
年ごとに人気の高まるこの華火祭。例年は主会場に近づくほど、歩道は人であふれる。しかし今回は人の流れが止まることなくスムーズ。人出は昨年の68万人に対して今回は61万人にとどまった。7万人の減少だが、警備に当たった人たちは「このぐらいが安全でよろしい」と話していた。
開催セレモニーで実行委員会の福原義春会長は「この華火祭の経済効果は74億円にのぼります。何をおいてもこの華火祭を地域の方々が楽しんで地域がにぎわうことがいちばんです」と挨拶した。
プログラムは6部に分かれそれぞれ内容が紹介され、わかりやすいと好評。やはり尺玉と尺五玉のダイナミックさは人々の心をとらえたよう。「また来年来るよ」の声も多く聞かれた。
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