昨年4月にオープンした東根市の総合保健施設「さくらんぼタントクルセンター」は約17000平方メートルの広大な敷地に建つ。
施設名の「タントクル」とは方言で、「多くの人たちが来る」ようにとの思いをこめて名づけられたもの。地上4階の延床面積約8600平方メートルの建物で、保健福祉医療と子育て支援のための拠点施設としている。
正面ホールの中央に、東根市のシンボル「大けやき」があしらわれ、遊具、滑り台、ポールプール、子供シアターなどがあしらわれていて、その独特なデザインが人目をひきつける。
施設のカタログにはセンターの特徴を次のように紹介している。
100年以上もの間、わたしたちを見つめてきた「大けやき」。厳しい自然の中たくましく共生してきた姿に生命の尊さを感じます。この木のもとに自然と人々が集まるように、子どもたちから高齢者まで世代を超えた人々が集まり、交流する場として考えられました。
開設1か月で約5万人が訪れており「タントクル」願いは達成されているという。
|