中央区名誉区民の山本惠造(やまもと・けいぞう)氏はかねて病気療養中のところ、7月23 日午前0時6分、心不全のため永眠。84歳たった。密葬の儀を近親者により済ませ、5日午後
2時30分から葬儀、3時30分から告別式が山本海苔店社葬により青山葬儀所で盛儀に執り行 われた。葬儀委員長は虎屋代表取締役社長の黒川光博氏がつとめた。喪主は長男で山本海苔店副
社長の泰人氏。
大正10年、神田表猿楽町・現神保町の生れ。昭和18年に慶応義塾大学経済学部卒業。21年 に山本海苔店入社、22年取締役社長に就任。平成4年取締役会長。
昭和29年に東京青年会議所の理事長を経て、51年に発足した東京商工会議所 中央支部の初代会長に就任。平成元年には日本橋女学館の理事長。平成3年に
設立された中央区文化・国際交流振興協会の理事長として姉妹都市サザランド の友好に関り、ホームステイを自ら受け入れるなど貢献した。平成11年に中央
区名誉区民に顕彰。地域にあっては中央交通安全協会会長、日本橋防火協会会長の要職にあり地域リーダーの大任を果たし平成7年には勲五等双光旭日章に
輝いた。
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