昭和56年から毎年、中央通りで実施されている銀座震災訓練が25周年を迎えて、その記念 祝賀会が2日、銀座東武ホテルで開かれた。
主催者を代表して京橋三の部連合会の小坂会長代行が挨拶。訓練が25回も続いたことへの関 係者の尽力に謝意を示すとともに「銀座の訓練には切っても切れない人がいます。銀座の消防団
を作り銀座の訓練を発案して続けている森連さんです」と紹介して、その労苦をたたえた。
感謝状の贈呈も
区と警察・消防署から感謝状が渡された。矢田区長から銀座通連合会の遠藤理事長に築地警察 署の白崎署長から京橋二の部連合会の新本会長に、京橋消防署の相馬署長から京橋三の部連合会
の小坂会長代理にそれぞれ渡され、拍手にわいた。
銀座通連合会の遠藤理事長は「自分たちの街は自分たちで守ろうと、町会と事業所が一本にな って実施してきた。今後も一層、災害に強い銀座につとめたい」と挨拶。
矢田区長は、全国の繁華街の模範になったとして昨年は消防庁から「防災まちづくり大賞」に 輝いたことについて「中央区の名誉とすることでもあり、銀座の安心安全と共に災害に強い街も
銀座の売りになっている」と挨拶。
築地警察の白崎署長は「災害の被害は平素の訓練を重ねることで減少する」、京橋消防署の相 馬署長は「25年前に自助と協助を柱に訓練を開始したことは銀座の伝統と文化」と、評価した。
また会場には歴代署長も列席。築地署の本田元署長は「当初は中央通りをストップすることは出 来ないと思っていたが、森さんから『男のロマン』といわれ協力することになった」とエピソー
ドを紹介。京橋消防の広瀬元署長は中曽根総理も参加したことがあるとの思い出を語った。
中央区医師会の松本会長の発声で乾杯をして祝宴に移った。
今年の銀座震災訓練は、今月25日(金)午前9時半から実施される。
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