昭和15年6月14日勝どき橋が開通して66年目の14日、NPO法人「水と緑と光に輝く中央区研究会」が恒例の「橋の清掃」を実施した。
この清掃作業は「勝どき橋をあげよう」をスローガンに平成16年に始めて月2回実施しており50回目となる。この50回目と橋の誕生66年目とを合わせ、今回は、地元の月島第2小学校の6年生と幼稚園の園児も参加してにぎわった。
勝どき橋の碑の立つ橋台地に集まった子どもたちやボランティアの人たちを前に、NPO法人の柴崎理事長に矢田区長、立石都議も挨拶。この橋のいわれや「大人たちが大事な仕事をしている」などと子どもたちに説明していた。
橋の清掃に参加しているのは月島地域の町会、自治会の役員や会社員で、そろいのタスキをかけて橋の歩道に捨てられたタバコなどをホーキで掃き集める作業に汗を流していた。
小さな手でゴミをひろう園児の様子に橋を渡る人たちから「ありがとう」の声がかかり、目を細める人たちも多かった。また参加した小学生は資料館に設けられている橋をあげる機械などを見学した。特に開橋する橋の模型には人気が集まっていた。
約1時間で清掃を終えて学校に戻った子どもたちには、NPO法人が作製した勝どき橋が開閉している風景を撮影した写真をプリントした絵葉書セットがごほうびとしてプレゼントされた。
勝どき橋の開橋については東京都の調査で「技術的な問題なし」との結論が出されている。また東京オリンピックの誘致で晴海にメーンスタジアムの構想も発表され、勝どき橋をあげることが新しい観光スポットになりそう。
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