中央区商店街連合会の定期総会が23日、銀座ブロッサムで開催された。司会を土信田常任理事がつとめ、松岡副会長が開催を宣したのち、重盛永造会長が挨拶。景気回復というが、その実感はなく見通しは油断ならないとしたうえで、新たな駐車監視制度で荷おろしなどで混乱も生じている商店街、スピードあげて歩道を走る自転車などは、今後大きな問題となるとの見通しを示し、「まだまだ我々の努力が足りない」とし、今年54回目を迎える観商まつりに「もうひとつ盛大にやっていきたい」との意気込みを語った。
議事では事業内容(恩田常任理事)収支決算(柴川副会長)会計監査(高橋監事)スタンプ委員会(日比副委員長)の報告ならびに事業計画、収支予算をそれぞれ原案どうりに承認した。
会則の一部改正では、新たに「商店街加入促進対策委員会」を設置することが決まった。これは区内に急増しているコンビニエンスストア、ならびに再開発ビルなどに進出するスーパーマーケットを商店街に加入する対策を検討するもの。委員長には副会長の松岡肇氏が就任。
来賓を代表して矢田区長は人口回復による新たな賑わいに期待をこめるとともに、東京マラソンのコースの28%を中央区が占めることから観光スポットとしての活用で100万都市につなげたいとの意気ごみを示した。区議会の神林議長は、区事務局は現場に行く意気込みと活性化へのアクティブなプラン作りが必要だとし、議会も税制改正などで努力することを約束した。工団連の水野会長は、今年14回目の産業文化展を「新たなビジネスチャンスとして期待している」とし、兄弟会としての発展を約した。
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