昨年から名称に「防災」を入れて「月島地区再開発防災対策協議会」に改称して注目された同会の総会が15日、晴海のホテルマリナーズコートで開催された。予定された議案は原案どうりに可決された。新年度の事業計画は次のとおり。
(1)中央区内、特に最近の月島地域における各種再開発事業(特に高層マンション)が多発し、その情報の収集と必要に応じて建設現場の見学会などを実施し、当協議会の目的である防災面の改善を強調していきたい。
(2)本年度も新しく計画されていく朝潮運河関係にも強力に支援するとともに、従来からの低床式路面電車(L・R・T)の早期実現に向けても全力投球で関係方面に運動を推進していきたい。
(3)3年目に入った名宝・可働橋「勝どき橋」の開橋活動をさらに継続し、当地域の観光資源の開発による経済効果を目的とし、人の往来が激しくなるような地域になるよう努力を続けていきたい。
(4)その他、必要事項が発生した場合、ただちに協議を行い早急に対応出来る体制づくりを持っていきたい。特に防災面については、災害の多様化が問題になっている今日、その対応策が必要欠くべからざる所から、この件についての体制を整えていく。
総会終了後、吉田助役が当地地区再開発の現状と展望を示した。
ひき続き来賓をまじえて懇親会が開かれた。山本晴保副代表幹事の司会ですすめられ代表幹事の新川有一氏は「長生きしすぎたようで今後の開発のどこまで見届けるか心配だが、右手にかざしたロマンに託して皆さんと協力して、進めていきたい」と、今後への意欲を示した。来賓を代表して矢田区長、深谷代議士(秘書)、月島・臨港署長が挨拶。
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