日本橋の古社、小網神社は御鎮座540年を迎え、25日から3日間にわたり神幸大祭が執り行われる。
540年の節目に当たり新しい神輿がお披露目となる。「大江戸飾り神輿」と称し、江戸時代、隣接していた芝居街、歌舞伎の由来にもとづいて飾りものが時代とともに失せていく今日、飾りもの祭りを継承したいという神社の願いをこめ、謹製となった。
新しい神輿は「新二之宮神輿」と名づけられ、大輪約1メートル25センチ、高さ約3メートルと、現在の神輿より大きい。しかし重さは約500キロで、飾り神輿の趣旨と担ぎ手に配慮してのことという。
神輿の前後に、神社に奉斉している万福舟乗辨財天の神像絵を飾り、左右には金襴錦地をかけ、神輿の本体と大輪には彫刻を施し、本金鍍金の金具をあしらうという豪華なもの。製作は浅草の宮本卯之助商店。
小網神社の本祭りは5年に1回。その間は町会が主催で「青葉まつり」を町内企業と連携して毎年開催している。
本祭りの日程は次の通り。
5月25日(木)新二之宮神輿神幸祭 宮出し午後6時、宮入り8時。
26日(金)大祭式午前11時
27日(土)一之宮神幸祭 宮出し午後1時、宮入り6時。
|