城東小学校の校庭に大きな鯉のぼりが揚げられ、同校の子どもたちの人気を博した。
この鯉のぼりは、日本橋3丁目に3年前に建てられたマンションの住民から寄贈されたもの。しかもその大きさが格別で長さ8メートルもあり、それを揚げるのに苦労したという。贈られた鯉のぼりは桐の箱に収められていた。
マンション住民から鯉のぼり贈呈の話を受けたのは、日本橋3丁目西町会の前会長、吉野正二郎氏で、知り合いの清水建設社員の協力を得て、校舎の屋上をロープで結んで鯉のぼりを吊した。目にしたことのない大きさは子供たちを大いに喜ばせた。
東京駅前に建ったマンションの入居者からの贈りものに吉野さん自身が感無量、新住民にもこういう地域を愛する人もいるんですよ、と話している。実はこの鯉のぼりは、天皇陛下が幼少のころ目にしたものと同じ作者によるものだそうで、誠に由緒ある作品であるという。
|