今月8日の土曜日、大島桜が満開の住吉神社で境内に祀られている「龍神社」の3年に1度の例大祭「龍神祭」が挙行された。
昼近くに激しい雷雨がおそって開催があやぶまれたものの、定例の午後1時に合せるように、いっきに青空が広がり、境内に集まった人たちの顔も明るくなった。
大祭のメーンイベントは、神楽殿で演じられる奉納芸能で、女流名家舞踊大会(東京新聞社主催)などで活躍している観帆真伎さんが美しい日舞を披露して集まった人たちを堪能させて好評だった。
住吉神社では3月25日から4月9日まで「さくら祭り」を開催して、神社を訪れた人たちに甘酒やお汁粉をふるまい喜ばれた。
龍神社は文政5年(1822)に住吉神社の境内に奉祀された。
それまで佃島の上町と向町を渡る橋(佃小橋)の元にあったが、龍王弁財天の祠が、網を丈夫にするために渋釜で煮る作業所の近くにあったために火熱の害を受けやすく天宝9年(1838)に龍神社に合祀された。現社殿は昭和63年に完成。
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