豊洲大橋が平成20年度に完成を予定しているが、3月定例区議会に月島地域の4つの連合町会から「環状2号線が開通するまでは豊洲大橋の開通を凍結するように」との請願が提出された。
この請願の審議が付託された環境建設委員会(矢吹和重委員長)が17日に開かれ、請願者の説明を受けた。各会派の代表がそれぞれ、豊洲大橋の開通を先行させると晴海通りに車両が集中・渋滞して生活道路が破壊され住民の安心安全が脅かされることは、「火を見るより明らか」として、即刻採択するようにと求めた。特に自民党の鈴木委員は「環状2号線が万が一にも地上化になっても、促進とは関係ないことは明らかであるから、その思いを受け入れ、採択していただきたい」と主張した。
請願者の柴崎仁久連合町会長(月島)は、「環状2号線が開通されない前に豊洲大橋が開通すると、月島全域の交通が大混乱する。晴海大橋が有明まで結ばれ既に晴海通りの車両が急増している」と、説明。河合晴海連合町会長は「豊洲大橋の工事が始まる時に都は橋だけで連絡は先になると説明したので了解した」と説明し、平成20年完成と同時に開通ということが地元との約束違反でもあると指摘して不当性を主張。
副委員長の大塚議員から、「環二が新橋まで開通しない段階で豊洲大橋が開通したらどうするのか」「環二が地上化された時にはどうするのか」と請願者に質問したところ、柴崎氏と河合氏はいずれについても「その時はやむを得ない」と答えた。
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