小学校と中学校の新年度の児童・生徒数が明らかになった。
小学生は昨年より50人増加した。最高に増えた学校は佃島の43人で2学級分、プラスされたことになる。次に増えたのは豊海小で29人、京橋築地は20人、有馬は19とそれぞれ増加。これらの学区域は再開発や民間によるマンション建設で新住民が増えたことが主たる要因とみられる。
逆に減ったトップは泰明小で19人、次いで常磐が10人、日本橋が11人の減。越境への厳しい調査が影響したものとみられている。
人口が念願の10万人に達したことにより区内の小学校のあり方が改めて問われていて越境によって学校を維持する手法から「特色ある学校の選択」が新たな課題となり、区教育委員会もこの視点で近く「教育検討会」を設置することを明らかにしている。
一方、中学校は総数で昨年より87人も減少。越境入学の査定を厳しくしたことも原因とみられるが中学校の場合は複雑な事情が絡んでいる。
小卒の大半が私立中学へ進学すると同時に都立高校の改定でその選択肢が広がったことも影響しているようだ。
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