小舟町の「さゝ舟会」が結成30周年を迎え、3月26日の日曜日、日本橋三越の特別食堂で盛大に記念パーティーを開催した。
冒頭に鴛尾誠一郎氏から、さゝ舟会の経過について報告が述べられた。小舟町は江戸の商業の中心として、特に鰹節問屋が軒をつらねて、堀沿いに並ぶ倉庫の白壁が有名となった。江戸の大祭として知られる八雲神社の祭りは、その贅を尽したことで名をとどろかした。その祭りを支える人たちが集まり発足した組織がさゝ舟会。その母体になったものが25歳で会長をつとめた遠山都士男氏による鬼蔦の会。八雲神社の再興を実現して今日に至る経過が報告された。
会長をつとめる馬場輝夫氏は参列者に謝意を表するとともに今後の一層の協力をあおぐ挨拶をした。町会長の平野煕幸氏は「町名にあやかってつけられた『ささ舟』は川の流れにもひっくりかえらない不滅の舟であります。これからも我が町の祭りを支えてください」と語った。
会場に人形町、室町、本町など隣接町会で祭りを支える多くの人たちが参列。また神林・石島区議も顔を見せて紹介された。
昨年5月に61歳で他界した遠山氏を惜しむ声も多く聞かれた。
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