銀座の街を長年にわたり支えてきた銀座社交科飲協会が昨年80周年を迎え、盛大に祝賀の宴を開いたが、このほど記念誌が発刊されて、各界の注目を集めている。
ケース入りのA4版で、カラー版をたっぷり使用して、80年の歴史をひもといた豪華版。年表、加盟店一覧を添え総200頁をこえる。
創立以来初めての記念誌で記念事業実行委員長の中村健二氏は「銀座…この街のセンス、イメージはいつの時代になってもフェニックス(不死鳥)のごとく不威です」と自讃している。また会長の三浦辰彦氏は、大正デモクラシー華やかなりし頂産声をあげたGSKも創立当時は数十店舗であったのが「ほぼ1700店の会員を抱える団体に成長しました」と報告している。
記念誌には保坂参院議員、矢田区長、新井京橋移籍署長白崎築地警察署長、そして名誉会長の藤吉春吉氏らの祝辞が寄せられている。その巻頭で深谷代議士が次のように記している「何でも分かっているという雰囲気のマスターや、優しい従業員と何気なく語る間に、たちまち陶然として、気がつけば息を吹き返している…、そんな映画の名場面を見るような機会があったから、GSKの発展があった」。問合せTEL3571-8838。
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