日本橋問屋街は文化服装学院とタイアップして新しい活性事業に取り組んできた。その締めくくりとして、公開シンポジュウム「企画提案型問屋業をめざして」をテーマに、17日(金)午後2時から東実健康会館で開催する。
文化服装学院とは次の3点をコンセプトに様ざまな活動を展開してきた。(1)過去の成功体験から脱却し、自己変革する。(2)問屋街の対外的認知度、知名度を向上させる。(3)企画提案型問屋業をめざす。
関係団体の協力で「予想以上の成果を上げることができた」と評価している。
「学生による問屋街商品のコーディネート提案」「問屋が学生に講義する」といった活動を展開。学生の提案でファッションショーを開催するなどして多くのメディアの注目も集めた。特に学生たちの慣習にとらわれない新鮮な意見やアイデアは問屋業者にはカルチャーショックとなり、街に活性化を与えたという。また学生も率先して問屋に就職するなど、予想を上回る成果をあげてきた。
3年間の成果を改めて確認して新しい出発への糧にしたいということでシンポジュウムのサブタイトルも「日本橋現金問屋街の活性化と再生へ」となっている。
シンポジュウムの基調報告は文化ファッション大学院の小杉早苗教授で「ファッションの創造」を語る。シンポのコーディネーターは同大学の山村貴敬氏がつとめる。
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