日本橋女学館中・高等学校(服部一枝校長)でひと足早いヒナ祭りが行われ、生徒たちの作った流し雛が学校の横を流れる神田川に流された。
22日の昼前、壇上に大きな雛人形が飾られた講堂で伝統行事「針供養、文房具供養」が催され、使用済みの針と文房具を、生徒による手作りの大きな豆腐に刺して、感謝の念を示した。そして大正年間から同校に伝わる「ひなまつりの歌」を合唱。
神田川に船を繰り出して、生徒の代表が手づくりの流し雛15個を次々と降ろした。発泡スチロールの台座(直径1メートル)に乗った赤、緑、金色の彩やかな雛人形が川面に浮かび、教室の窓から生徒たちの歓声があがり、浅草橋の通行人も珍しそうに見つめていた。日本の子女に伝えられてきた伝統行事、日本橋女学館で欠かさず開催されている。
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