長年にわたる更生保護事業の功績が認められ、昨年秋の叙勲で瑞宝双光章に輝いた、中央区更生保護女性会会長の白崎多賀子さんの受章祝賀会が、18日、東京会館ローズルームに300人をこす参列者で盛大に開催された。
祝賀会の発起人には次の各氏が名をつらねた。吉川輝男、西村祐一、篠原勝一、高橋秀吉、笠置八千代、栗田総子、小薬雅江。
保護司の斎藤道生氏が司会をつとめ、琴と尺八による祝い曲「松竹梅」の演奏で開幕した。
中央区保護司会の吉川会長は、女性保護司会の会長としての活躍を評価し「今後も活躍されることを望んでいます」と挨拶。東京保護観察所の鈴木勉所長は、昭和48年から全国更生保護婦人会連盟の事務局員として会長の島津久子さんを支えた努力とその実績を高く評価した。
来賓を代表して矢田区長、中嶋議長、立石都議、保坂参院議員から祝辞が相次いだ。
白橋さんは幼い時から書をたしなんでいて、当日は書道関係者も多く招かれていた。美術評論家の田宮文平氏は、白橋さんの書における尽力を評価するとともに、教育界に書を軽視する傾向が広まるなか文字の将来への不安も指摘していた。
さらに東京保護司会連合会の宮川憲一会長、産経国際書会の斎藤香波理事長からも祝辞が相次いだ。また東京保護観察所の岩田昌司理事長、東京更生保護女性連盟の鈴木会長、東京保護司選考会の土子弘子委員から白崎さんに花束が贈られた。
今回の受章を機に白橋さんは自らの生涯と書の作品、更生保護活動をアルバムにまとめた「ふれ愛の歩み」を発刊。
|