東京湾大華火祭の実行委員会が1月25日に開かれ、委託していた「経済効果調査結果」が明らかにされた。その主な内容は次のとおり。
都内外へ波及
華火祭による都内・都外の直接需要は21.1億円、経済波及効果は52.6億であり、直接需要と経済波及効果を合わせると73.7億円(実行委員会・中央区の支出額の20.9倍)である。
直接需要と経済波及効果の分だけ経済活動を活性化していると捉えることができ、華火祭の経済効果は実行委員会・中央区の支出に対して非常に大きく、都内・都外に波及していることがわかる。
地域別の効果
華火祭による都内地域別の直接需要・経済波及効果(53.9億円)を見ると、「その他都内」が最も多く(35.9億円)、次いで「中央区」(9.4億円)、「港区」(6.1億円)、「江東区」(2.5億円)となっている。
華火祭による中央区の直接需要・経済波及効果は、実行委員会・中央区の支出額(3.5億円)の2.7倍となっている。
華火祭による中央区の直接需要は6.9億円と都内地域別で最も多いものの、経済波及効果はその他都内に次いで2.5億円となっている。
会場のある中央区では、実行委員会・中央区の支出や観客の消費がさかんなため、直接需要は多いものの、経済波及効果は経済活動に応じて中央区以外にも広がっていることがわかる。
意識調査から
都内の好きな花火大会は、東京湾大華火祭が最も多く76.2%、次いで隅田川花火大会66.9%。
最も好きな理由は隅田川に比べて「花火が見やすい」、「場所が便利だから」がそれぞれ10ポイント以上高い。交通アクセスの良さ、海岸で見るでまさっている。
|