上方歌舞伎の代表者である坂田藤十郎という大名跡が、231年ぶりに人間国宝中村雁治郎により復活。
これを祝う行事「東西歌舞伎交流お練り」が昨年暮の12月28日に開催された。
日本橋川から「船乗込み」で常盤橋に上陸して、日本銀行の前庭でセレモニーが行われた。日本銀行の橋井総裁は来賓挨拶で、晴れのセレモニー会場に日銀を選んでいただき誠に喜こばしい、と話していた。
祇園手打ち花づくりが賑やかに披露されたのち、坂田藤十郎は襲名あいさつで「きょうは、本当に生きててよかったと、感激しました」と、何度も「ありがとうございました」と繰り返していた。
日銀前から日本橋までの、「お練り」には沿道の人たちから祝福の声がかけられ、にぎやかだった。名橋日本橋の上で江戸消防記念会の会員らと記念撮影も。
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