今月の28日(水)に、「東西歌舞伎交流江戸お練り」が企画されている。
午後1時半に箱崎の防災船着場を出発して日本橋川へ。日銀前の防災船着場から日銀へ。2時から日銀前庭の特設会場で、祇園手打ち花づくし披露・襲名口上等。日銀前からお練り。江戸ざくら通り〜中央通り三越側歩道〜日本橋橋上。3時に出発〜中央通りを通上走行して歌舞伎座へ。
実行委員会には、国土交通省、東京都、独立行政法人国際観光振興機構、日本観光協会、ビジット・ジャパン・キャンペーン実施本部事務局、名橋「日本橋」保存会、松竹(株)歌舞伎座が入っている。
協力・日本銀行。後援・文化庁、京都府、京都市、中央区、中央区観光協会、室町大通り会、東京中央大通会、銀座通連合会、松竹京都南座。
実行委員会を設立にあたっての越意書で、今回の企画のいわれと内容を次のように説明している。
江戸元禄時代に庶民文化として本格的に開花した歌舞伎は、永きにわたり、人々の暮らしのなかで、その芸術文化を伝えてまいりました。当時、演劇として今日に受け継がれる歌舞伎座の原型を創りあげた代表的な俳優に、荒事で知られる江戸の市川團十郎、和事で知られる上方の坂田藤十郎がいました。この東西の名優が果たした功績は計り知れず、歌舞伎の世界では、最高峰に位置付けられています。
その上方歌舞伎の代表者である、坂田藤十郎という大名跡が、初世から数えて4代目、じつに231年ぶりに人間国宝・中村鴈治郎さんにより、復活する運びとなりました。藤十郎襲名披露は、平成17年11月30日から初世藤十郎のご当地であった京都・南座の「吉例顔見世興行」で、さらに年明け、平成18年1月には東京・歌舞伎座の「壽初春大歌舞伎」として行われます。
この度の「東西歌舞伎交流江戸お練り」は、この一環として平成17年11月6日の京都八坂神社の「お練り」につづくもので、上方、江戸という「地」、そしてその地で暮らす人々への、お披露目・ご挨拶になる晴れのセレモニーであり、東西の歌舞伎が交流する伝統文化の新たな試みであります。
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