常盤小学校(梶井貢校長 児童数164名)が12月2日研究発表会を開催した。これは、同校が区教育委員会研究奨励校として、平成16・17年度の2年間にわたる研究の成果をまとめたものである。
同校は、「ともに響き合い、地域に親しむ子どもの育成」−特色ある学校づくりのための学習支援システム−を研究主題として、学区である日本橋に徹底的にこだわり、地域から様々なことを学んできた。当日も、日本橋にかかわる「ひと・こと・もの」を400人を超える参会者に発信した。
梶井貢校長による授業、同校の先輩・日本橋の各老舗・旦那衆・名人などそれぞれが各学年の支援者として参加した授業に、どの児童も熱心に取り組んでいた。また、地域の支援者は「子どもたちが一生懸命に『日本橋』を学ぼうとしてくれることが嬉しいです」と話していた。
後半は、本区人形町の出身である江戸東京博物館館長竹内誠先生の「江戸時代の日本橋の役割」を演題とした講演会。日本橋の歴史的価値をユーモアを交えた内容で話され、終了後には会場一杯の聴衆から大きな拍手が送られた。
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