日本橋ルネッサンス100年委員会の総会が、15日、明治座の浜町センタービルで開催された。司会を鹿島彰氏がつとめ、開会を小堀連合町会長が宣したのち、来賓を代表して矢田区長が挨拶。日本橋のまちづくりが順調に推移していることに敬意を示すとともに、石原知事が提唱して再来年2月に実現する東京マラソンについて「日本橋の中央通りを走れるよう都に要望していく」との考え方を明らかにした。
議事は成川幹事長が議長をつとめ、事業報告・計画(工藤哲夫・山田晃子)会計(築地照吉)監査(浅野雄悦)組織人事(疋田事務局長)を、それぞれ可決承認した。
このあと事務局が作製したCG(コンピューター・グラフィックス)が工藤哲夫氏のナレーターで放映された。名橋日本橋の頭上から高速道路が撤去されたのちの周辺を映いたもの。
日本橋川には新たに木造りの「広重橋」がかかり、西河岸橋はモダンに架け替えられ、また中央通りにはLRTが走っている、といった近未来を今の風景にはめてみ、それが決して夢でない実感を与えていた。
引き続き来賓を代表して、立石都議、国道事務所の石川所長、都建設局の柿堺道路監都市整備局の依田技監が挨拶した。
懇親会で三井不動産の岩沙社長は、高速道を地下化して川をよみがえらせたボストンの近況を報告し、思いを必ず実現するとの不退転の決意を強調した。
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