石原都知事が提唱した「東京マラソン」は、東京都と日本陸上競技連盟とで基本合意を交わすことにより、国内外から3万人のランナーが参加するアジア最大級の大都市マラソンとして、平成19年2月、開催と決まった。
都と陸連とで合意したコースは都庁を出発して浅草で折り返し臨海副都心に至るとなっている。中央区については晴海通りから中央通り、鍛治橋通り、八丁堀で新大橋通りに入り茅場町、人形町を経て、浜町から問屋街、浅草橋に至るコースとなっている。そして折り返しは新大橋通りから築地で晴海通りに入り、勝どき橋を経て臨海部に行く。
このコース案に対して、矢田区長と区議会の中嶋議長が連名で「銀座から中央通りを抜け、日本橋を渡って人形町を通るコース」を設定するよう、石原知事あてに18日、要望書を提出した。
要望書は次のように指摘している。「銀座から日本橋にかけての中央通りは、日本を代表する国際的にも著名なストリートであり、観光都市東京を世界にアピールするためには、ここをコースに組み入れることは当然のことであり、地元の強い願いでもあります。また、日本橋人形町は、東京の下町情緒の残る個性ある商店であり、東京マラソンのコースとしてふさわしい」
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