「日本凧(たこ)の会」は国内はもとより、世界各国に伝わる凧の交流を促進する団体として知られる。
同会が「世界一の凧」を、来年1月8日の日曜と、9日の成人の日、晴海ふ頭で揚げる企画をうちだした。
この世界一の凧は、ニュージーランドのピーター・リン氏が作製した世界に3つしかないという超大凧。幅が40メートル、高さが25メートル、広さにして1,000平方メートル、8階建てのビルがすっぽりおさまるほどの巨大さ。ナイロン製の骨のない凧で、想像を絶するシロモノ。
この大凧を、来年新春、晴海で揚げるというのだ。いかな広い広間を有する晴海といえ、ビル8階建てをはるかにこえる大凧をどのようにして掲げるというのか。糸を引いて風にそよがす正月風しか知らない往年の日本人には興味をそそるイベントだ。
日本の凧の会は、会長が茂出木雅章氏。父、心護氏の遺志を継いで世界を駆けまわる八面六臂の多忙に追われつつも情熱を注いで活躍中。今回のイベントを「新成人と共に新たな伝統の灯をともし地域活性化に結びつけば」と期待をこめる。
イベントの名称は「大凧、世界への挑戦」で、法人・個人に1口5千円の協賛金を応募している。
納入方法=振込先口座・りそな銀行東京支店普通口座4105742凧の博物館。問合せTEL3271・2465(日本橋1-12-10たいめいけん内)
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