今年4月の定時総会で、かねてから念願であった社団法人化の意思決定をした日本橋青色申告会は11日、現在の組織を解散して新たに社団法人を創立するための臨時総会を開催した。
　臨時総会は午後3時から日本橋公会堂の集会室で開催された。来賓に豊島税務署から奥山特別記帳指導官、日本橋税務署から小口統括官、藤田上席が列席した。会長の稲崎棟史氏は「本年は会結成55周年を迎えるが、本日のこの臨時総会は、その歴史においても極めて意義あるもの」としたうえで、ここに至るまでの会員の協力と税務当局の指導に謝意を表した。諸手続きを経て議事が進められ提出された議案を可決した。
　引き続き、社団法人日本橋青色申告会創立総会が開会した。議事において全ての議案を異議なく可決して、ここに社団法人が誕生した。
　設立代表者に決定した稲崎氏は、設立の慶びを語るとともにただちに設立許可申請書を東京国税局長に手渡し、登記手続きを行なったのち12月中旬に設立記念式典および祝賀会を開催する見通しを報告。さらに結成55周年の意義ぶかい年に文字通り新たなスタートをする感慨とともに「これを機に会勢拡大をはかり、会員サービス事業の発展に取り組んでいきたい」との決意を明らかにした。
　新役員は次の各氏。
　会長＝稲崎棟史▽副会長＝浅野雄悦、泉澤隆夫▽理事＝赤岡正博、植田玲子、本多雅良、松永冨治▽監事＝鶴巻喜一郎、深作武。