江戸商人の名物行事のひとつ「べったら市」は宝田神社の恵比寿講として今も引き継がれている。19日(水)と20日(木)の2日間にわたり、本町、大伝馬町、堀留町の界わいがにぎわう。
恵比寿講は商売繁盛を祈願する年中行事で、江戸で商業の先駆者となった人たちが、江戸域拡張にともない遷座した宝田神社を祀ったことに始まる。この恵比寿講にいつしか練馬大根の浅漬けが売られることから「べったら市」として有名になる。
戦後、地元の人たちはこの江戸古来の名物行事をPRするため、銀座の数寄屋橋公園で「べったら」のPRをしたこともあるという。こうした先人の努力によって、参道にはびっしりと縁日の並ぶ壮観をつくりだした。時代の変化で出店する店は変わっていくものの、日本橋問屋街とタイアップしたイベントへの情熱は変わりなし。
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