中央区と姉妹都市の提携をしているオーストラリアのサザランド市から9月22日に、13歳から16歳までの生徒17人(男子4人、女子13人)が中央区を訪問し、28日まで、ホームステイなど多彩な交流を重ねた。
26日から2日間、区内の4中学校にグループに分かれて体験入学した。
日本橋中学校では3クラスに分かれて、それぞれの授業を体験。英語の授業では、地元を代表する和菓子(人形焼き、鯛焼き、煎餅など)をプレゼントされて大喜こび。日本や学校の自慢を英語で紹介した。
書道の時間は、教室に入ると「ようこそ日本橋中学へ」と墨で書かれた文字を見て、びっくり、その意味を知って喜こびを表していた。
さっそく先生に書き順を教わり、初めて手にする筆で和紙に「よ」の字を。練習を重ねたうえ、「ありがとう」の字も書いた。
初めての日本の書を体験して、墨の匂いはとても感じがいい香り、と半紙に顔を近づけながら感動を語った。
家庭科の時間では、和紙を切って「はしおき」を作ったり、折り紙で「つる」を折ったりと、日本に古くから伝わる独特の文化を体験できて、喜びもひとしお。ホームステイで「折り紙」をプレゼントされた生徒は「これで家族や友達にも教えることができます」と張り切っていた。
サザランドとの交流は中学生が毎年、重ねていて、結婚カップルも誕生するなど実を結んでいる。今回の一行は体験入学したのち、伊豆・箱根から京都への旅を楽しんで、3日に帰国する。
|