4日の日曜日、住宅の密集地を対象にした防災(震災)訓練が実施された。参加したのは佃の三町会と月島一の部西町会の防災区民組織。
午前9時、防災行政無線のサイレンを合図に、都心部でマグニチュード7.2、震度6弱の直下型地震が発生したという想定で訓練を開始。
各防災区民組織の本部に集まった住民がサイレンとともに町内に散り、あらかじめ設置されていた火災や倒壊室屋の現場に立ち、自分たちで何をしたらよいのか考え、住民たちが協力して初期消火や人命救助に動き、被害の拡大を未然に防止する、といった実践的な訓練にのぞんだ。
さらに町内のマンホールから下水道に直結させる仮設トイレの設置訓練にも挑戦。佃一丁目町会では参加した住民に質問を募ったところ、「使えるマンホールにはあらかじめ目印をつけておいた方がわかりやすい」「風の強い時でも大丈夫なのか」「のぞかれる心配はないのか」などの質問が出され、業者と下水道局が対応を説明していた。
参加者は佃島小学校に集まり、2階の避難所で開設訓練にも参加。入口で靴を抜ぐように言われ「非常時になぜ」の声も聞かれた。車イスで参加した住民もいた。区長は防災服にヘルメットを着用してそれぞれの訓練している現場を見て回っていた。
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