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■ 9月12日発行  このページの先頭へ
人口増で世代の相違明確に
35回目の「区政世論調査」から

 区の広聴活動の一環として今年6月、「区政世論調査」を実施した。区政運営のための指針づくりや施策の実施には「区民の多様な意見・要望をさまざまな手段を講じて聴取し、把握・分析したうえで的確に反映させていくことが大切」という区の姿勢にもとづいて行われており、35回目になる。今回の調査は、「定住性」「健康」「高令者対策」「子育て支援」「安全で安心なまちづくり」「防災対策」「環境」「地域活動への参加意向」「安全で快適な歩行環境」「動物愛護」「旧町名等の活用」「地域に開かれた学校づくり」「生涯学習・スポーツ」「施策の要望・評価」の14項目。中央区は人口が急増して9万人をこえ、10万人も目前。世代ごとに各施策の要望や評価が多様化していることが顕著に現れている。調査の分析もこの点に重点をおいているとみられる。2回に分けて各調査のあらましを掲載します。
旧町名の扱いに言及
古い町名は場所を特定しやすい
 <旧町名の評価>「古い町名は場所を特定しやすくて便利」が73%、「次世代にも知ってほしい」74%、「地域の一体感がある」68%、「住民の誇り・財産」68%と、高い評価になった。
 民住地域別にみると「場所を特定しやすい」は京橋地域が8割近くで最も高い。男女の比率はほぼ同じで、年令別では50代、60代で8割以上を占めて高い。
 なお9月25日の日曜日、月1小、月2小、月3小・晴海中学、豊海小の各防災拠点運営委員会で独自の訓練を企画している。
 「若い人に知ってほしい」は日本橋地域が8割近くと最も高い。性別では男女とも同じで、年令別では50代が8割をこえて高い。
 「地域の一体感が増進」は日本橋地域で7割と最も高かった。性別では女性が7ポイント高く、年令別では60代が7割半ばと高い。
 「住民の誇り・財産」の評価は京橋地域で7割で最も高い。性別では「そう思わない」は男性が5ポイント高い。年令別では、30代から60代で7割をこえて高い。
 <旧町名の活用>旧い町名の活用方法で区のなすべきことを質問した。
 最も高いのは「旧町名の由来や堀割の跡を示す案内板や石碑を設置する」で57.7%と6割近い。
 次いで「旧町名・史跡の冊子作成や歴史散歩ルートの整備など観光資源としてアピールしていく」36.5%、「学校教育や生涯学習の場で地域史を学ぶ教材として取りあげる」36.2%、「道路や公共施設等に歴史的地名を生かした愛称」31.3%。
 居住別では、京橋が「案内板・石碑」が6割半ば、「観光資源として」は日本橋と月島で4割近い。性別では「観光資源」が5ポイント高い。
小中校に厳しい目が
区民に開かれた学校を問う
 <地域に開かれた学校>区内の学校が区民に開かれているかと質問。「非常に開かれている」4.7%と「少して開かれている」18.8%を合わせて「開かれている」は23.5%で4分の1に達しなかった。「開かれているとは思わない」も22.4%で、ほぼ同じ割合だった。しかし「わからない」の答は54.2%で半数を超える。
 居住別では「開かれていると思う」は日本橋で3割と高く、京橋と比較すると10ポイント高い。
 地域に開かれていないと思う理由では、「学校の情報が提供されていない」が63.6%で6割をこえて最も高い。次いで「学校の職員が地域の人とふれあう機会を持たない」35.1%、「学校に行きづらい雰囲気がある」30.5%、「学校の施設を利用したいが許可されない」7.8%。
 <今後の対応>「地域に開かれた学校」にしていくために、どのようなことが必要かと質問。「特別教室等学校施設をもっと使いやすく」が最も高く27.6%。次いで、「地域の人が学校行事に参加」25.1%、「学校職員が地域行事に参加」14.8%。
 さらに、学校の外部評価として保護者、地域住民等からアンケートなどで意見を聞いて学校教育の充実改善に生かすをあげたところ14.4%が選んだ。これは日本橋地域で2割と高かった。「ホームページなどで学校の情報提供をすすめる」は14.2%。
 学校施設の活用は女性の方が5ポイント高く、職員の地域参加は男性の方が6ポイント高い。外部評価の導入は、比較的低い年代ほど割合が高い傾向にある。
地域の奉仕も多様に
8割は参加を希望、40代で高い
 <地域活動への参加>地域活動・ボランティア活動に取り組みたいかと質問。「積極的に」3.6%、「できるだけ」15.1%、「機会あれば」48.3%を合わせると「取り組んでもよい」は7割近い。
 「あまり取り組みたくない・取り組めない」は3割をこえている。
 居住地域別にみると、「取り組んでもよい」は、京橋地域でほぼ7割、日本橋地域で7割近く、月島地域で6割半ばとなっている。
 性別にみると、男女ほぼ同じ傾向にある。
 年齢別にみると、「取り組んでもよい」は40歳代と60歳で8割近くと高くなっている。一方、「あまり取り組みたくない・取り組めない」は70歳以上でほぼ6割と高くなっている。
 <取り組みたい内容>地域の活動・ボランティア活動についてどのような活動に取り組みたいかと質問。「いくつでも」の複数回答にしたところ次の結果となった。
 リサイクルや環境保全・自然保護などの活動32.3%
 地域の環境美化活動29.9%
 ひとり暮らしなど、見守りが必要な高齢者を支援する活動29.7%
 防災や災害時の救援・支援活動28.2%
 地域の伝統や文化を支える活動23%
 赤ちゃんや子どもを育てている親を支援21.3%
 交通安全や犯罪防止など地域の安全を守る21.3%
 子どもの健全育成20.6%
 地域のスポーツ18.9%
 高齢者への介護16.7%
 障害児者の支援15.8%
 難病などの支援10.6%
ペットの悩みを聞く
半数近くは飼うことに好意的
 <飼育状況>ペットを飼っている人は19.6%で2割近い。飼っていない人は80.4%で8割。飼っているペットの種類では、犬が43%で4割をこえて最も高い。次いで猫25.9%、熱帯魚など魚類が22.2%。他には、は虫類・両生類5.9%、うさぎ3.7%、ハムスターなどねずみ類と虫類がともに3%。
 <困っていること>住まいの周辺で動物のことで困っていることを質問。「特に困っていないが」53.8%で半数を占めた。
 困ってることは「犬のふんを飼い主が始末しない」24.7%、「猫がふん尿をしていく」13.5%、「犬の引き綱をはずして散歩させている」12.5の順。
 上位項目を住居形態でみると、「猫がやってきて、ふん尿をしていく」は、借家・戸建てで4割近く、持家・戸建てで3割と高い。
 <集合住宅のペット>マンション・アパートでペットを飼うことについては、「飼育ルールや飼い主の会を作り、飼い主同士でしっかり管理できれば飼ってもよい」が46.9%で半数近くを占める。
 「他の居住者に迷惑がかかるから飼うべきでない」は25.4%で2割半ば。「居住者各々の自主性に任せる」は17.6%で2割近い。
 性別にみると、飼ってもよいは女性の方が6ポイント高くて、飼うべきでないは男性の方が6ポイント高い。
 年齢別でみると、飼ってもよいは、40歳代で6割半ばと高く、飼うべきではないは70歳以上でほぼ4割と高い。
 住居形態でみると、飼うべきでないは借家のアパート・マンションで3割を超える。
子育ての実情を質問
若い世代は経済的支援を希望
 <区に望む支援策>最も多かった支援策は「保育所・幼稚園等の施設整備」38.7%で4割近い。次いで「職業生活と家庭生活の両立の前進」30.7%、「経済的な支援の充実」25.4%と続く。
 性別にみると、「両立の推進」は女性が6ポイント高くて、「経済的な支援」は男性が5ポイント高い。年令別にみると、「施設整備」は30歳代でほぼ5割と高く、「経済的支援」は低い年代ほど割合の高い傾向にあり、20歳代で3割半ばと高くなっている。
 ライフステージ別にみると「施設整備」は家族形成期で6割近く、「経済的支援」は高令期で4割近く、「子どもの健やかな成長のための教育環境の整備」は家族成長後期で5割近くと高い。
 <悩みの相談>子育ての悩みや不安の相談先で最も多いのは「配偶者・パートナー」39.5%で4割。次いで「その他の親族」19.2%、「隣近所の人、知人、友人」16.9%の順だった。「特に相談しない」14.5%だった。
 性別にみると、「その他の親族」は5ポイント、「隣近所の人、知人、友人」は15ポイント、それぞれ女性の方が高くなっている。年令別では「特に相談しない」は高い年代ほど割合が高くなる傾向にある。
 ライフステージ別にみると「配偶者・パートナー」は家族成長前期・成長後期・成熟期で、それぞれ6割半ばから7割半ばと高い。「隣近所の人、知人、友人」は、家族成熟期で4割近くと高くなっている。
 「特に相談しない」は、高令期で2割半ば、高令者世代で3割をこえて高い。

 
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