第55回「社会を明るくする運動」の一環として、8月25日、日本橋社会教育会館ホールで「講演と吹奏楽演奏会」が開かれた。当日は台風の接近で時おり激しく雨の降る天候にもかかわらず、PTAのお母さんたちで会場はほぼ満席の盛況だった。
主催は中央区保護司会で、司会を西村副会長がつとめ、会長の吉川輝男氏が社明運動は銀座から始まったなどと挨拶した。矢田区長、保護観察所の関口課長も挨拶。
講演のテーマは「性犯罪の理解〜子どもを被害者にも加害者にもしないために」で、大阪大学大学院の藤岡淳子教授が講師。少年鑑別所で働いた経験をもとに性犯罪の実情をリアルに伝えたうえで、共通していることは合意なしの暴力をともない、明確なプログラムで教育しても防止率はたった3割という特殊性も指摘した。対人関係の「調整」を協調していた。
日本橋中学生の演奏を楽しんで散会した。
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