浜町3丁目西部地区の市街地再開発事業が竣工し、8月29日、ロイヤルパークホテルで記念の祝賀会が盛大に開催された。
司会は三遊亭金馬師匠。地元の落語会で世話になっている弟子の金時が地方出張で急遽師匠のお出ましになりましたと説明。
冒頭、再開発組合の高橋荘次郎理事長が挨拶。10年の歳月を要して竣工の日を迎えられたのは「権利者の熱意と周辺住民の理解によるもの」でさらに国と都と区の応援のたまものであるとして、感謝の念を示した。
来賓を代表して矢田区長、国土交通省の長谷川建政部長立石都議、区議会の中嶋議長都市政整局の渡辺参事から祝辞が寄せられ、再開発組合の尽力を高く評価した。
参加組合から、都市再生機構の細谷都心支社長、安田不動産の深谷社長が挨拶。計画の全容を明治座の三田会長に説明した時、神社は大丈夫かねと心配していたので、その思いに応えたというエピソードが紹介された。
乾杯の発声を明治座の三田芳裕社長がとり、歓談に移った。
施工業者の佐藤総合計画と大成五洋共同企業体に感謝状が贈られた。
竣工したビルの名称は、トルナーレ日本橋浜町。トルナーレはイタリア語で「戻る」の意味で、住み働いていた人が戻り、往年の賑わいが戻るの思いをこめている。
住宅棟入口の2階には185平方メートルの高齢者トレーニングルーム、清洲橋通り側には1千平方メートルの大丸ピーコックが開設。
事務棟には呉羽化学など5社がテナントで入った。
場所は新大橋通りと清洲橋通りの角地。
|