中央区能に親しむ会が今年で20周年を迎え、9月18日の日曜日、国立能楽堂で記念公演が開催される。開演は午後1時。
PTAなどの協力で始まった「能に親しむ会」は、観世流の中村裕さんの全面的な協力で20年の長きにわたって続いてきた、中央区の誇る文化行事として教育委員会も協力している。当初は中央会館で開催されていたが、晴海の埠頭で夕方に開かれたこともある。
今回は記念公演として「安宅」を中村さんが演じる。兄頼朝に疎まれ都落ちした義経一行が安宅の関に入ったところで、関守に詮議され、ここで弁慶が奇策を演じるという名舞台、勧進帳の別名をもつ有名な見せ場が見もの。他に菊慈童と和泉流狂言附子を野村万蔵が演じる。
入場料は指定席7,000円、自由席5,000円、高大学生2,000円、小中学生1,000円。プレイガイドで販売。問い合せTEL3590・3001。
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