24年間の長きにわたり町会長をつとめた成川孝行氏に感謝の会が、八重洲1丁目東町会の主催で、7月31日の日曜日、センチュリーパシフィックビル「フォーシーズンズホテル丸の内」レストランEKKIで開かれた。
司会進行を成尾康男氏がつとめ、新町会長に就任した加藤一男氏は今後の町会運営について、「私がピッチャーとすればどんな球でも受けてくれるキャッチャーが青木副会長で、内野を役員で固め、その周りに青年部という配陣でそして総監督は成川さんと、いうことでやっていきたい」と語った。
来賓として列席した矢田区長は「八重洲という歴史ある地域の代表として再開発などで協力をいただいている」と高く評価した。また神林区議は「歴史と伝統で育くまれた地域力を維持していくことで東京駅前というグレードに魅力を引きだした」と、その功績をたたえた。日本橋プラザの茂木社長は「我が社の良き相談相手です」と友好関係を強調した。
青木副会長の乾杯の発声で懇談に移った。その間、長老の幅相談役などから「ひと言メッセージ」が相次いだ。子息の成川英行氏が「父への言葉」を語り、祖母が101歳で健在であることを伝えるとともに「まっすぐで、まじめな、その背中を見て、完璧だと思っています」と父をたたえ拍手をあびた。
渡辺リサさんから花束を、干洪齢氏から記念品を受けた成川氏は「父も町会長をつとめ、戦争中もこの土地を離れることはなかった。父に、なんで苦労して町会長をやるのかと聞いたら、土地に恩返しをしたい、矢満登が世話になってるんだから、と話してくれた」と思い出を語るとともに再開発や防犯灯の課題をひもとき、「さらに良き町会、うらやましがれる町会にしてほしい」と抱負も述べた。
島田和夫氏の閉会挨拶、富永一氏の手締めで盛況裡に終了した。
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