環状2号線の地上化が明らかにされたとき、隅田川沿いの築地市場をのぞむ場所(勝どき5―1―23)に建つ臨港消防署が導入部に当たるところから、その移転先が注目されていたが、東京消防庁はこのほど地元のまちづくり協議会で晴海に移転する計画を明らかにした。
その内容は次のとおり。
<改築の必要性>(1)(現庁舎は)耐震性が低く、昭和39年の建築で老朽化が著しいため、早急な改築が迫られている。(2)敷地及び庁舎の面積が狭隘であるため、消防庁舎としての機能を維持するために必要なスペースが十分確保できない状態である。
<消防署用地の必要条件>(1)敷地3,000平方メートル程度で庁舎が建設可能な用地であること。(2)消防艇五艇が離接岸を安全に行うために必要な水面間口・水深を有する護岸に隣接していること。
<建築予定地>これらの条件を備えた用地について周辺の調査を行った結果、水上、陸上両面の消防力を備えた消防署を設置するうえで、非常に好条件である掲載図の場所を建設予定地として選定し、現在、関係部局と調整を行っている。
予定地は、晴海5丁目の朝潮運河沿いの先端部で、関係部局の協議のうえ、平成19年に着工の予定。
2丁目に雨水ポンプ
都は晴海2丁目の晴海護岸に敷地約3,300平方メートルの雨水ポンプ場を平成22年度に整備することを明らかにした。
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